【第2回】「HPの役割を確認する」
フォレストファームの森です。こんにちは。
『売上拡大 コンテンツマーケティングとは』シリーズの第2回目は、HPの役割についてお話をしていきたいと思います。
<自社HPの役割>
① 自社のHPを作る目的を定める~何のためにHPを作りますか?~
創業(起業)すると、まず「会社のHPを作らなきゃ」と思いたち、HP制作会社・デザイナー・写真家さんにお願いし、かっこよいHPを作る方も多いですが、少し待ってください。数10万、時には100万円を超えるお金を掛けてつくる、あなたの会社のHPですが、HPを作る目的は決めていますか?
HPの役割は大きく分けて、2通りだと思っています。
一つは、【名刺・会社案内・パンフレット】の役割です。
会社名(店舗名)、事業概要、住所や連絡先、商品やサービス内容の概要などが簡潔に掲載されていて、まずは自社の存在をアピールするのに、必要最低限の情報を伝える電子媒体の役割です。
新たな取引先や、仕事上の関係者は、まずは企業のHPを見て、どのような会社なのか?を確認するでしょうから、最低限、名刺・会社案内代わりの内容は整備しておきたいものです。
もうひとつは、【営業(販促・集客)や求人】としてツールの役割です。
【販促・集客】では、具体的に「お問い合わせが来る」「資料請求の依頼がある」「電話が来る」「商品を購入してもらう」「来店してもらう」など、具体的なアクションに結び付くような内容を検討します。自社HPを営業マンに仕立てる取組ですね。
また、【求人】ツールとしては、会社の方針を知ってもらい、自社の従業員の活動や人柄・会社雰囲気を知ってもらうことで、自社に親しみを感じてもらい、就職や転職の希望者に入社してもらうことです。
② HPを優秀な営業マンにするためには
コンテンツマネジメントは、上記の2つの役割のうち、【営業(販促・集客)や求人】としてツールの役割に重きを置いています。HPを営業マンと捉えると、
●お客さまに興味を持っていただく
●お客さまから問い合わせをいただく
●お客さまから注文を頂く
という状態が望ましいわけで、そのためには、お客さまが「解決したい」と思っていることを把握し、解決策を提案し信頼を得て、【自社のファン】になって頂くことができるのが「優秀な営業マン」と言えるホームページだと思います。
③ 自社ファンになって頂くためのコンテンツマーケティング
自社のファンになって頂くための重要なポイントは、お客さまの求める情報(課題や問題点に対する解決策)を的確に提供して、お客さまの悩みを解決する・自社に興味をもってもらうことです。その結果として、自社のファンになってもらうということになります。
そのためには、自社HPを読んで欲しい人物像を設定し、その人物像から、困りごとや課題を想像する必要があります。
例えば、下のHPは、とある大阪の金属加工業さんのHPですが、トップページには、「ものづくりのお悩みを解決!」と大きく表示され、金属加工に興味を持っている人、仕事を依頼しようと思っている人向けに情報提供をしています。
(出展:株式会社 阪井金属製作所 https://www.kinzoku-kakou.net/)
社長が、金属加工に関する技術の解説や、問題解決方法を、コラムとして、沢山の記事をアップしていますので、興味のある人にとっては、とても役立つ情報が満載です。また、「良品率99.9966%」と自社の品質を訴求していたり、しっかりと、コンテンツマーケティングを実践していますね。
さて、次回は、「価値のある情報とはどのような情報か?」について掘り下げたいと思います。次回もよろしくお願いします。
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