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浦川 拓也

浦川ブログ(第17号)コンサル事例①商売はやっぱりクソホド自分を出すしかない



 商売はやっぱりクソホド自分を出すしかない。これを改めて思い知らされるクライアントさんに出会いました。そのクライアントさんはタンタンメン屋さんです。金融機関さんからの紹介で僕に課せられたミッションは、早急に売上アップして欲しいです。中々に大変なミッションです。


 まずお店を見せてもらいました。お店を見る場合は分析というより、「第一印象」これが大事です。超絶客目線で考えます。僕が客としてこのお店にフラっと入ってきた感じです。そこで僕が思ったのは「このお店の売りはなんだろう?」「このお店に来たら絶対食べなきゃ損する、もう食べなきゃ来る意味がない、そのメニューはどれ?」それが見えない。あっそうだ!タンタンメン屋さんだったよな。そんな感じです。


 店内はなんとなく雑然としていて、僕の脳みそを「美味しいものを食べたい」という純粋に向かいたいその気持ちを邪魔します。色々目に付くのです。気になるのです。なんでこれがここに置いてあるんだろう。なんでこれが?なんか意味があるのかなー?ここの店主の考えがわからない。どんな人で、どんな想いで、どんなポリシーでこのお店をやっているんだろう?店内に入って3分、そんなことが頭の中をぐるぐると回ります。


 僕が飲食店や小売店のコンサルをやる時にものすごく重要に考えていることは「店都合を消す」です。ついつい店都合のいろいろなものが顔を出します。まず多いのが段ボール、仕入れた何かが収納できなくてお客様の目に見えるところに、ひょっこり顔を出します。収納スペースがないからしょうがないでは済まされません。お店は絶対的にお客さまのスペースです。お客様を楽しませるためにあるスペースです。絶対店都合でお客様のスペースを邪魔してはいけません。


 例外はあります。魅せる収納です。ワインの空きビンをおしゃれに魅せたり、料理道具を美しく魅せる。「見せる」ではなく「魅せる」ならいいのです。この感覚すごく大事です。



僕はこの感覚を旅行会社で働いている時に身に着けました。身に着けたというか自然と身に付きました。身に付かないとやってられないのです。大勢のお客様を旅行に連れていく添乗員。一回の旅行代金は何百万となります。営業ノルマを考えたらこの旅行は失敗できない!そんな気持ちでいつも添乗していました。なので行く飲食店、行くホテル、行く観光地、行くお土産屋さん、とにかく気になるのです。掃除が。。。。愛想が。。。。料理の出し方が。。。。愛がない。。。。。。。いつもこんな感じでした。今思えばこの仕事に活きているので感謝です。

さあ、このあとこのタンタンメン屋さんはどうなるのか?こうご期待!


 


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